ノーベル賞だ何だと言う前に、まず村上春樹を読んでくれ。ぼくは彼の作品はノーベル賞にはそぐわないと思う。まず彼の作品は今後50年は真に(迫って)理解されることは無いだろう。こう書くと特有の優越感がありそうで嫌ですね。でも最近、彼の作品が理解されはじめているような気流が諸所に見受けられるような気はします。というか、欧米や海外ではその無意識下において看過出来ないレヴェルで感知されているのかもしれない。作品の内奥が意識レヴェルで顕在化してきたのかもしれない。