キセルの「窓に地球」窓に地球 初回限定盤DVD付き「スペシャルBOX仕様」(CCCD)(DVD付)を久しぶりに聴いたらやっぱり凄く良くて、そしたらビートルズが聴きたくなって、久方ぶりに「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を聴いて、「マジカル・ミステリー・ツアー」を聴いていたらグレイプバインの新譜「FLY」FLYを聴きたくなったので途中で換えて聴いたら、あんまり良いと思わなかった。テンションの高さに逆に閉塞を感じて…。今までの突き抜ける感覚が乏しかった。誰にも必ずおとずれることだけど、ぼくにとっては「another sky」を頂点として「deracine」で集大成ということになるのだろうか。こんなふうにグレイプバインを冷静に考えることが出来るのがショックで。「FLY」を聴く前にこれまた久しぶりに「その未来」や「少年」なんかを聴いたんだけど、やっぱり凄く良いんだよ。グレイプバインの曲を聴いてると、つねにルーツバックするかのように地底に足をつけた到達感と安定感があるのだけど、「FLY」はルーツが少しずれてるような気がした。「放浪フリーク」のほうがポップ感が強いのだけど、表層の部分でのばらまき加減が全然新曲のほうだと思った。でも表層をくぐり抜けると空中にいるようで、ぼくはちょっと怖いだろうと思う。でもある意味曲とマッチしてるのかな?何せ「FLY」だから。歌詞に以前よりも違和感を覚えるのだ。良い悪いの問題じゃなくて。一度聴いてしっくり来ないのは構わないんだ。また時間をおいて聴いてみる。
でまた「マジカル〜」に戻ってさっき聴いてたカッコいいインスト曲、なんて名前だっけ?と思って確認したら「flying」という曲だった。
「Strawberry Fields Forever」イイですよね。この圧倒的なカオス。特にエディット段階のバージョンがたまらないのだ。あと「サージェント〜」の最後、犬にしか聴こえない周波数のあとリピートで流れる謎の音声。あれは何なんでしょうか?何度聴いても背筋が凍る。もの凄いカオスというか、思念のるつぼ。「I am the walrus」。「Baby You're a Rich Man」が個人的に好きだ。