坪口昌恭/Andrograffiti

んで、コレ。うおお、これは!「M.T. Swallow」何てタイトなタイトルなんだ!演奏もタイトで、ストイック。ひとつ打ち込みとサンプリングを軸に、ドラムスとパーカスが細切れに裁断し、キーボードが音をパラパラ埋め込んでいく。オラシオ・エルナンデスが発奮し、タイトな肉体感覚でもって鋭いビートを刻み込み、サックスが白い硝煙を上げる。サウンド全体はシンプルだけど、諸要素が微妙に絡み合い、あるいはとどまったまま、無機的な世界観を形成する。何だか無性に没入したくなる曲だ。勿体無いからこの曲だけに聴いて後は取っておこうか…。