アシッド・ジャズ・ミーツ・フリー・ソウル 2Acid Jazz Meets Free Soul 2」というコンピCDを、気まぐれに聴いてみた。James Taylor Quartet(JTQ)にゾッコン惚れ込んでしまった。どの曲もカッコいいと思ったのだけど、JTQを前にしては霞んでしまう。JTQは「Keep the Dream Alive」「I Can't Stand It」「Love Ballad」の3曲。タイトなグルーヴとアーバンなコード進行がとてもスムーズに身体に入り込んできて、好きだ。特に「Keep the Dream Alive」のグルーヴ感とフルートのソロがクールでたまらない。陳腐なラヴ・バラッドの「Love Ballad」はジョージ・ベンソンのカヴァーだそうで、陳腐なヴォーカルとギターソロが泣ける。たまらん、良い歌だ。
アシッド・ジャズ」とか「ジェームス・テイラー・カルテット」って胡散臭そうで絶対今までなら聴いてなかったんだろうけど、聴かず嫌いというか、逆にルーツ的な音楽がそこにはあるということかもしれない。聴き易さと好みを重視して、「SUPERNATURAL FEELING」('93)というアルバムを買うことにした。http://www.mp3.com/albums/265519/summary.html
これも90年代へのしがみつき!?しかもオウム/阪神大震災前のがっつり前だ。ぼく自身はこの境界に接してないと思うのだけど、このサウンドユートピアにして、ぼくはあらゆる外的なディザスターを無化したかもしれない。内的な無化が外部を侵食しなかった時代がぼくにとっての90年代だと思った。