東京落選でほっとする

東京が今回のオリンピック開催地にならなくて、本当に良かった。頑張っていた人たちには悪いと思うんだけど、ほっとしました。
もし東京が選ばれてたら、何かすごく変な感じになってったと思う。すごくイヤ〜な感じになってったと思う。躁病的な非日常というか、躁病的なモラトリアムというか。おれは憂鬱モラトリアム。
あんまり関係ないけど、今の若い親が嫌いです(偏見です)。
ハリセンボンは、「リオデジャねーよ」というネタをやるだろうか、と思う。たぶん、本人達がやろうとする前に、周りが先にどんどん言っちゃうので、できないだろうな、と思った。もう画面ですらリオデジャネイロはリゾート地みたいでしたね。あのゆる〜くてリラックスした雰囲気は、まさに新しいオリンピックの予感を示している。オリンピックでボサノヴァ聴きたいな〜。東京で開催した日にゃ、開会式なんかもう恐ろしいですよ。
 
おれは、夢ってのは寝て見るもんだと思うよ。
 
…というか、オリンピックという超巨大な非日常で東京をすっぽり包み込んでしまおうという、まんま寝て見る夢への退行。といった感じをすごく受けるんですね。
オリンピックによって子供に夢や希望を与えることが出来ず残念に思う。よりも、非日常的なフィールドに乖離しないと、夢や希望を語れない(んじゃないだろうか)。そっちのほうがよっぽど憂慮すべき問題だと思いますが。
「夢と希望」というものへの原体験の差もあるのかもしれないけど、オリンピックによって夢とか希望とかを語ることに、そこまで価値があるとも思えない。オリンピック、観るのは好きですけどね。トライアスロンとか、深夜にぼーっと観んの。すごく贅沢な気分。