2009年の総括

2009年の総括。というものをぼくもやってみよう。と思って思ったことは、自分には総括すべきものが特に無い。ということであり、それはつまりいろんな関係性から切れている。という結構惨めな事実を表しているんだけれども、気づいたことは、自分はこの数年間、年末の総括というものをしなかった。ということだ。20歳直前の3分ほど、ぼくは恐ろしさのあまりに家を飛び出して走り(立ち止まって腕時計を見たらすでに12時を回っていた)、おそらくそのときの恐怖によって(そんなわけないか笑 思いつきだ)ぼくは何らかの時間的な区切り、総括、儀礼というものを意図的に避けてきた。意図的にとはいえ結果的にそれは社会的な欠陥をもたらし、こうして27歳になってしまったぼくに残ったのは何とも乱雑に散らかった部屋(低レヴェル下でのエントロピー)と、(菊地さんが言うところの)「詰まった」身体のみである。「今まで総括的なことしなかったなー。何かだるかったし。でも世間の人は結構立派に総括とかしてるし。社会人ぽいぞ。やはり何らかの区切りとかフォームというのは大事なものなんだ。ぼくがやっていたことは単にフォームを無視するだけであってそれじゃ『フリージャズだ!!フリーダム!!』といって滅茶苦茶に楽器を鳴らすのと同じことじゃないか。規定されたフォームを意識しながら、自分の身体性とリンクさせつついかにフォームを崩していくか、そのセンスを養うべきなんじゃなかったのか。何と無意味な20代を自分は過ごしてきたのだろう」というのが2009年を振り返って思ったことであった。特にフォームの欠如感はいつ、どこにいても付いて回った。総括=フォームの欠如、ということで特に総括みたいなものはしないでおこうと思う。別におれが何か総括したところで誰が喜ぶわけでも得するわけでもねえし〜、このブログに意味なんぞあるわけでもねえし〜…という関係性の切れた個人感を来年も継続していきたいと思います。