Dan Cray Trio/Save Us!

7曲目の「Night Dreamer」を聴く。ダークアーバンな原曲の街角にひそむロマンティシズムに、その暗闇へと飛び込んでそっと寄り添った。見よ、満天の星空を。ショーターはきっと、こんなちっぽけな地球の何たら上人なんてどうだって良いに違いない。ちょっとばかし宇宙の真理を垣間見せてくれたから、喜んだんだ。愛というものが計量できないのならば、「彼ら」はまさに愛の手先、いや愛の使徒。信じて信じて大先生。愛してる、自分を。音楽だって一緒だ。素晴らしい曲だ。なんてことだ。音楽を素直に愛せないなんて。信心が足りないんだ、きっと。ショーターさん、貴方は…。貴方はアメリカ人だから…。
このトリオの演奏は、聴けば聴くほど味が出てくる。たまにどうしても聴きたくなる。Night Dreamer〜Summer In Central Park〜Without A Song〜Good Morning. Good Byeのアルバム最後までの流れがロマンティックで美しいのだ。聴いているとまるでスルメの旨味のようにじわっと、音の旨味が出てくるから不思議。新譜出ないかなぁ。その前に「Who Cares?」を買っとこうかな。
音楽が楽しめなくなってしまったのだ。どうしてなんだ。愛が足りないからだ。音楽に、ではなく人に。ぼくは人が嫌いだ。人嫌いが書くブログ。ご覧の通りである。まあ仕方がない。生き方はそう簡単に変えられるものではない。