アル・ディメオラ

アル・ディメオラを最近聴いています。このテの「カッコイイ」音楽はあんまり聴いていなかったので、時代的なサウンドも相まってとても新鮮に聴こえます。
 
今のところ「Splendido Hotel」と「Elegant Gypsy」しか聴いてないんだけど、「Al Di's Dream Theme」がお気に入り。
テクニックよりもギターリフで聴かせる曲だと思うけど、ドラゴンボールの主題歌(つ・か・も・う・ぜ!のところのフレーズ。以下俺のキンタマ!と続く)の元ネタなんだろうな。
 
アル・ディメオラは超絶技巧系のギタリスト。若くしてリターン・トゥ・フォーエヴァーに加入して名を馳せたそうです。
「Elegant Gypsy」の甘いロマンティシズムと、スパニッシュ・ギターの名手パコ・デ・ルシアを迎えてがっぷりよつに組んだ超絶技巧とによって自らの方向性を確固たるものにしたアル・ディメオラが、さらにそれを深め、多彩に展開してみせたのが「Splendido Hotel」。非常に高度なテクニックを自在に展開、また時代のサウンドにもばっちりアジャストしています。それゆえ余計に軽薄に響く点もあるかもしれないけど、テクニックとメロディの横溢には聴くたびに唖然とさせられるものがあります。また、ギターの音色の美しさにもはっとさせられるものがあった。
 
超絶技巧ということで、後にパコ・デ・ルシアジョン・マクラフリンとで結成したスーパー・ギタートリオの演奏

「Splendido Sundance」が見ものです(上画面のおじさんはパコ・デ・ルシアさんです)。
こういう早弾きのなまめかしかったり小刻みに揺れたりする指の動きを見て、女の子はどういう気分になるのだろうね?という素朴な疑問。ギターはピアノからスカートを剥ぎ取ってむき出しのままの姿をかき鳴らす凶暴な楽器だそうだけど、見ているこっちにも駆り立てるものがあるのかね。ってことはおれはSかね?