Dino SaluzziをYoutubeで検索して気に入ったやつ

なぜかDino Saluzziは昔から好きだった。特別バンドネオンという楽器が好きなわけでもないのだが、やっている音楽にピタリと感覚が合った(あとMarc Coplandも)。肌が合う、というとこのだんだん野村監督のようにあるいは死んだうちのじいちゃんのようにも見えてきてしまうディノ・サルーシさんの顔を思い浮かべるとちょっと気持ち悪いのだが(そんな失礼千万過ぎるが)。でも聴いたアルバムは1、2枚がいいとこで、あ。困ったときのYoutubeじゃないか。と思って検索した。



Festiwal Jazz na Starówceというフェスでのライヴ映像だ。良いな良いな!3番目の曲が一番かっこいいな。バンドネオンとサックスがユニゾンしてるのが無性に好きだ。
Saluzzi一家のグループのようで、サックスがFelixさん(兄弟?)、ベースがMatiasさん、ギターがJose Mariaさん(息子たち?)。パーカッションだけSaluzzi家じゃない人だなと思ったら果たしてそうで、U.T. Ghandiという人でこの人が磐石の構えである。そこにグッときた。なぜか懐かしい感じがするのだ。昔に聴いたアルバムも、このメンバーだったのかもしれないな。
菊地成孔さんの言うところの「三味線フュージョンや尺八ノイズのエレクトロと変わんない」みたいな感覚でぼくもディノ・サルーシを聴いているのかもしれないが、「でもいいからいいって」言うしかない。この強固な説得力、溜飲の下げどころのツボを押さえた高い音楽性は、民族楽器の磁場を楽々突破しポスト・モダンな世界へと軽やかに飛翔していく。のかな?タンゴもピアソラも(ピアソラは持ってるけど聴いたことが無い)まったく聴かないので適当な発言ですみませんと今さら謝ってみたところで…。

うーん、かっこいい。